Sally式!50歳から人生を楽しむ方法

ある意味終活を楽しむ方法と言えるかも

「今」を感じたかった〜会社を辞めた理由〜

営業だった時。朝から晩まで会社にいて、休みは寝るだけ。携帯は肌身離さず、担当店舗からの電話は必ずリアルタイムで対応する。

 

 

もう無茶苦茶ストレスだった。

 

 

1人で好きにやらせてもらってた時はまだ良かった。でも、その部署の仲間に入れてもらってない感があって淋しくもあった。

そして2人で組む事になり、淋しさが薄れたものの相手は評価が良くないと自分は認められないの典型的で、それを一生懸命受け止めて相手の希望を叶えるために相手と同じように仕事をした。

 

だけど、相手は14歳年下。同じ女性とは言え同じように働くには私の体力は限界だった。それを分かってもらうには、相手は若すぎたんだと思う。

 

 

辛くて辛くて苦しかった。

 

 

優秀な彼女の足を引っ張らないように懸命に頑張った。楽しかった事も沢山あった。けど、体力的にも精神的にも辛くなってパニック障害になった。

 

1ヶ月休職して、それからまた頑張った。頑張って頑張って頑張って。ふと思った。

 

 

あれ?なんで私こんなに頑張ってるんだろう?

 

 

本当にキョトンって感じで。なんでだろう?って。仕事が面白かった時は充実してたけど、いつからかお金を稼ぐため、人に迷惑をかけないように頑張らなきゃ、って思って働いてた。評価が上がる事が認められてる事になってた。お給料が上がる事が自分の存在価値だと思ってた。

 

 

このままでずっと働いていくの?

 

 

って思ったら心底ゾッとした。今日、私は何をした?何を感じた?って考えたら、仕事の愚痴と他人の批判と否定。こんなに働いてるのにお給料足りない。お金が足りない。周りはもっともっと私を評価するべきだ。そんな事ばかり考えてた。

 

他人の評価を気にしだすと、他人に操られた人生になる事に気付いてなかった。他人を思い通りにする事がどれだけ難しい事か。いや他人を思い通りにするなんて出来ないという事を当時の私は気付いてなかった。

 

 

他人軸で生きる事は想像の世界で生きている事になる。現実の世界は自分軸の世界で生きる事。

 

 

他人が何を考えてるかなんてわからない。それは全部自分の想像でしかない。そんな事も分かってなかった。ただ、自分は現実を生きてないと思った。

 

現実を生きてないという事は、今を生きてないんじゃないか?って。私のやりたい事は何?私は今までどう生きてきた?こんなに他人軸じゃなかったよな?私はどうして生きてるのだろう?

 

その時やりたかった事は、携帯がかかってくるのを気にせず一日中スーパー銭湯でのんびりすること。季節の花や自然を堪能することだった。そんなことさえも出来てなかった事に驚愕した。

 

 

何もかもをリセットしたかった。

 

 

私は元々、気に食わない事が起きると全てをリセットするタイプ。例えば資料作成なんかも、気に入らないと全て破棄して最初から作る。この時も、友人との出会いなどもあり会社員でなく自営として生きる事にして会社を辞めた。結局その自営も自分のやりたい事でなかったので辞めて今に至るのだけど。

 

会社を辞めてからヨガやアーユルヴェーダ、瞑想に出会い、ヨガの哲学や瞑想の講話などを学んでスピリチュアル的なものを知った。そして沢山本を読んだり人から教えてもらったりして学んだ。

 

あの頃の私は今を生きてなかった。過去や未来ばかりを案じ、他人の評価や固定観念に囚われてがんじがらめになっていた。物凄く狭い窮屈な世界で生きていた。

 

今は無職で実家パラサイトだけど、少しずつ現実の世界に戻ってきている気がする。今日も空の青さに気付いて、風の気持ち良さを感じ、猫の寝顔にほっこりする自分。ワクワクウキウキする事を感じられるようになってきた。

 

太陽の光に洗濯物や布団を干したり、そのお日様の匂いを感じながら畳んだり。庭の花が咲いて蜂が蜜を吸いに来るのを見たり、干した布団の上で猫がくつろいでるのを見て和んだり。気持ち良い風を感じながら読書したり、断捨離したり。

 

 

少しずつ今を感じる事が出来ている。その喜び。感謝。

 

 

50歳になって、今を生きる喜びに満たされている。そうさせてくれている家族に感謝。全てに感謝。今は全てが愛おしい。

 

社会常識的に見たら落ちこぼれの私だけど、対比して心は豊かになってると思う。まだ少しリハビリが必要だとは思うけど、50歳まだまだこれからだから。焦らず自分の気持ちに向き合ってちゃんと「今」を感じていこうと思う。

 

これが私が会社を辞めた理由と経緯。46歳で次の職もあまり深く考えずに辞めた事への後悔はあるけどそれはまた今度。

年齢は関係ない。いつからでも人生の軌道修正は出来ると思う。とそれはこれから私が立証していくことなんだろうな。こんな私の人生をこれからもリアルタイムにアップしていこうと思う。